2012年11月2日金曜日

FUJIMOCK FES part1



最近おもしろいFESに参加してきました。

一体どんなFESなのか?何をするのかFUJI ROCK ならぬ、FUJIMOCK FES です。

そのFUJIMOCK FESは富士山篇と、鎌倉篇の二部構成になっているのです。

今回の富士山篇で、きこりさんと間伐体験、森のワークショップを体験してきました。
そして、鎌倉篇では間伐した富士ヒノキを料理する、という、FESなのです。


西富士宮の駅を出たら、FabLab Kamakuraのゆうかさんと、 ホールアース研究所のピーマンさんのお出迎え。


西富士宮駅前にひっそりとある像



私たちはどこへ連れて行かれるのだろうか。なんてわくわくして、ピーマンさんの運転する車でお話しを聞きながら走ること40分くらい。田貫湖にある、ホールアース自然学校へ到着。

てんこもりのきこりさん3人衆の始まりのお話し。

間伐体験の説明に続き


きこりスタイル。オレンジのパンツは、特殊繊維でできていて、チェンソーの動きをとめてくれる優れもの。

間伐体験のレクチャー


プロの技をみてから、いざ出陣!

切る場所を決めて、のこぎりで木を切ります。

受け口を切り出しました。
そしたら、口に見えて顔に!

その後、ロープを道具を使わずに木にひっかけて、上にあげてみる。
これは、ロープをかけて、みんなで、ひっぱって、原始的な木を倒す方法なのです。


木を倒した後。
熟練した職人さんの場合は、段差ができずにきれいな平らの切り株になるのです。
私たちのは、がたがたでした。ご愛嬌ということで。



木を切り倒した後、持ちかえる分をカットしてもらってる姿。
チェンソーの振動が木に伝わって、みんなで座って体感。
かなりの振動で楽しかった。

間伐体験のあと、田貫湖で、お昼ごはん。
田貫湖で散歩する人もいれば、キャンプができたり、なんといっても、富士山が一望できる!
ステキなスポットでした。お昼の時間はちょうど富士山は雲に覆われていました。



休憩した後は、森のワークショップ!
森を愛するかたと、針葉樹、広葉樹、日本の森の面積などなど、いろいろ勉強しました。

人工林は暗いが、原生林は花も咲いていて、自然の色がたくさんあって、陽の光もあって、とてもきれいなのですが、夢中になっていろいろみていたら、写真を撮り忘れてしまいました。

ここは、原生林。

終盤は、きていたみんなとも、打ち解けて。とても楽しい時間でした。

そして、最後は、みんなで、感想を話して、「きこりって本当にいたんだ! 」
と、日常ではない、新しい体験をし、森のパワーと、森を守る方々のパワーを知ることができました。

体験にきた私たちを見送るきこりさん。


まだ、森にいたい気持ちを残して、車の中で話しにも盛り上がり、わたしたちは今日始めて会ったにもかかわらず、なんだか不思議なほど、同じ思いを体験できたことで、仲良くなれたような気がしました。ありがとうございました。



そして! 家に持ってかえってきた、富士檜をこれから、乾燥させるために丸太を製材します。お父さんの仕事を手伝うのを口実に仕事場にて作業。

まずは、皮を剥ぐ。



不思議なことに、私たちが体験した時の檜がカビになるらしい。カビ発生情報がありました。
月の満ち欠けにに関係しているらしく、間伐した日がちょうど、そんな日だったらしいのです。

さて、私のは??
とりたてで、すぐ皮を剥いだ富士檜は、カビになっていました。

しかし、皮を剥いでいないものは、大丈夫だった。どうやら、皮には殺菌作用があるので、カビにならなかったのでは?と、お父さんが教えてくれました。




剥いだ後の皮。
木の皮は、瓦屋根の下に使用されることが多く、土葺(つちぶき)に使用されるそうです。
土葺は瓦の下に土を置いて葺くもので、べた葺と筋葺(すじぶき)とがある。(Wikiより引用。)



のみではいでいきます。持って帰ってきてから、約10日経っているけど、皮を剥ぐとみずみずしかった。




作るものを決めて、丸太をレッツ製材! ここは、危ないので、お父さんがカットしてくれました。
約25センチの高さの丸太を機械でカットしているのに、かなり、力も要り、さっと!切れるわけではなく、意外に時間がかかったので、あの大きな木を切っているなんて、どれだけ大変なんだ。と思うのでした。


カットした木を乾燥させます。細い木を間に挟んで乾燥。ただ置木をくのはよくないらしい。
ここから2週間待って、製作にとりかかります。


ものを作るという行為で、最初から、最後まで見届けると、こんな気持ちになるんです。
素材を採って、それを使えるように手塩にかけると、なんだか、ただの木、されど木というもので。
毎日毎日、お父さんに、今日の富士檜の様子を聞いてしまう。
まだ、湿ってる。とか。とか。
生地を作るうえで、素材を自分で採って、糸にして、染めて、生地にして、、、そんなこともいつかしてみたいなー。

作るものは、knit にかかわるものを作る予定。次回に続く。


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